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【かづの】北限の桃生産部会、講習会で摘蕾のポイントを学ぶ

2025.04.08
摘蕾のポイントを実演で説明する担当者(4/8、秋田県鹿角市で)

 JAかづの北限の桃生産部会は4月8日、鹿角市花輪の鹿角果樹センターで摘蕾講習会を開き、生産者らが品種や樹形に合わせた作業方法を学びました。
 今年の発芽は、3月下旬から気温が低かったことで、平年より4日遅い4月10日予想となっています。
 摘蕾作業は開花前に行うことで、初期に花芽や新しい枝の生長に必要な樹体内の貯蔵養分の損失が抑えられます。また、早期に結実量が制限されるため、作業をしなかった場合と比較し、その後の摘果作業時間を約4割ほど削減することができ、大幅な省力化にも繋がります。
 講習会では、果樹センターの担当者が、花粉の有無や枝の長さなどに応じた摘蕾のポイントについて、実演を混ぜながら指導。今後、気温次第で開花が早まる可能性があるため、せん孔細菌病対策の防除を遅れずに行うよう注意を呼び掛けました。