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【あきた白神】夏ネギ現地巡回講習会で栽培管理を共有

2025.06.10

 6月10日、JAあきた白神ねぎ部会の夏ネギ現地巡回講習会が能代市で開かれ、参加者らが夏ネギの生育状況を把握するとともに、高品質なネギの生産へ意欲を高めました。
 この日は、白神ねぎ生産者や、種苗メーカー、能代市ねぎ課・農業技術センターの担当者など約30人が参加。代表して菊池正部会長が「今年は春先からの長雨で作業が3週間ほど遅れた。今年のような天候は初めて。非常に苦慮していると思うが、今後の栽培管理や夏の腐れ病防止などについて学んでいただきたい」とあいさつしました。
 座学では、秋田県農業試験場・生産環境部の高橋真央氏が秋田県におけるネギの生産状況に触れながら、腐敗性病害の特徴や細菌性病害の発生実態調査と防除対策を講義。また、能代市ねぎ課では2025年度のネギに関する実証内容として、8月から9月どりをメインに夏越し適正について品種比較を行うことを報告しました。
 現地巡回では、同市河戸川地区のあさかわファームの圃場(ほじょう)を見学。生育状況や栽培管理について生産者同志が意見交換を行いながら理解を深めました。
 同JAの「白神ねぎ」は、昨年度販売額22億6725万円と念願であった20億円の販売額を達成し、過去最高の実績となりました。今年度の目標販売計画額は22億6145万円と前年並みの販売実績を目指します。
 同JA営農企画課では生産者に対し、熱中症対策や管理の徹底を呼びかけながら、夏ネギ出荷の最盛期に備えていきます。

圃場で意見交換をする生産者ら(6/10、秋田県能代市で)