2025.08.27

JA秋田中央会と秋田県農協農政対策本部は8月27日、「新たな水田農業政策確立に向けた秋田県生産者大会」を秋田市で開き、県や県選出国会議員、生産者、JA役職員など約500人が参加しました。
この大会は、政府が米の増産へと政策を転換し、生産現場に混乱を来す中、農業者が将来にわたり安定かつ安心して生産を続けられるよう、米の需給と価格の安定に向けた意思統一を図り、施策を実現する目的で開かれました。
小松忠彦会長はあいさつで、農業が重要な転換期を迎え農家の不安は拭えないとした上で、安定した生産が続けられる施策や体制を農業現場と行政が一体となって構築することの必要性を強調して述べました。また、虻川和義副会長が、農業関連予算の抜本的拡大など、新たな水田農業政策確立に向けた要請を行いました。
大会申し合わせでJA秋田ふるさとの佐藤誠一組合長は、将来にわたって国民に必要な食料を生産できる農業を実現するため、新たな水田農業政策の確立や、生産者と消費者の理解を得られる農産物適正価格の実現などについて重点的に取り組むことを述べ、会場は満場の拍手で採択しました。
