2025.09.08

JA秋田ふるさとりんご部会は9月8日、『銀世界』りんご出発式を横手市の増田選果場で行い、2025年産リンゴ4トンを載せたトラックが県内市場へ向けて出発しました。
部会では、出荷量4400トン(西洋ナシ含む)(前年度計画比110%)、販売額12億5000万円(同比125%)を計画しており、来年1月まで県内や関東、関西市場へ出荷されます。
出発式では県や市、部会員ら約50人が出席。今季の集出荷の安全と目標販売額の達成を祈念する神事や県産青果物をPRする「あきたフレッシュ大使」がトラック運転手へ花束を贈呈したほか、労働力不足の解消や人材確保のため、今年度雇用する外国人労働者の「歓迎セレモニー」も行われました。また、地元園児ら19人がリンゴなどのフルーツに扮しダンスを披露するなど、リンゴが載ったトラックを見送りました。
田中正博部会長は「例年台風や豪雪の心配をしているが、近年では高温や降雹被害。また今年に関しては干ばつ被害と我々が想像していなかった自然災害が多発している。対策を講じ消費者の皆様においしいりんごを届けるよう頑張ってまいりましょう」とあいさつしました。
JAによると今年のリンゴの生育は、6月からの高温干ばつの影響を受け平年より小ぶりながらも、糖度は平年より高く、おいしいリンゴができているといいます。早生種「さんさ」「つがる」が8月下旬から収穫がはじまり、9月下旬からは「やたか」、さらに10月下旬からは「王林」「ふじ」の収穫が開始され翌年1月下旬まで出荷される予定です。

