2025.11.13
秋田県畜産農業協同組合は11月10日から13日の4日間、第65回秋田錦牛銘柄確立共励会を秋田市で開きました。全出陳牛すべての歩留がA等級となり、最優秀賞には、秋田市の(株)寿農場が出陳した「福鶴福」が選ばれました。

脂肪交雑については、霜降りの状態を表すBMSが2桁のものが20頭と全体の37パーセント以上を占め、約30パーセントだった前回よりも大きく向上。また、瑕疵については、サシの入りや枝肉の厚みに欠けたり、肉食の濃いものなども散見されましたが、前回から大きく減りました。
最優秀賞の「福鶴福」は1キロ当たり3200円で落札され、枝肉はロース芯面積が97平方センチ、歩留基準値が80・7パーセントで、ボリュームがあり無駄な脂肪が少ないほか、格付等級は最上級のA-5、枝肉重量は515・5キロでした。
同共励会は、秋田錦牛の改良効果などを確認し、県の畜産振興に寄与する場として毎年開いています。今年は黒毛和種去勢44頭、雌9頭の合計53頭が出陳されました。
